久々にCheap Trickの話題から

メインのPCを変えたり、転職したりと、バタバタしてたのでブログに書き込むどころか音楽を聴く暇もなかったっす。。。
 
今度の会社はうちから徒歩圏内と近いのはいいのだが、通勤時間がなくなったことで意識しないと音楽を聴く時間がとれなくなってしまった。う〜ん、贅沢な悩み。。。
 
さて、最近トレントでダウンロードしたもので、Cheap Trick - The Unreleased Steve Albini Sessionsというのがあるのですよ。
 
ファンの間では有名なセカンドアルバム再レコーディングの音源であります。
1977年発売の彼らのセカンドアルバム’In Color’。彼らの代表曲が多く収録されているものの、あまりにポップ志向で軽いサウンドプロデュースのせいで、バンドからもファンからもイマイチ扱いされている。
 
そもそもCheap Trickというバンドは、ポップなメロディの曲を書くのにあくまでバンドの音はグランジ系ギターサウンドというギャップをデビュー以前から持っていて(これが魅力でもあるのだが)、これといったバンドサウンドの「色」がないところでこのギャップを埋める仕事がプロデューサーに求められ、その結果プロデュース次第で音がまるっきり変わってしまい、売れ行きも安定しないという、30年近く続いているのが不思議なくらいなバンドだ。
 
で、In Colorに話を戻すと、オリジナル盤のポップな音をバンドとしてもずっと不本意に思っていたようで、1999年になってSteve Albiniの元でまるまる再レコーディングしたのがこれ。結局現在までオフィシャルリリースはされていない(はず)。
 
音はモロにアルビニで、左右のスピーカーがマーシャルのキャビネットに変わったかのようにギターとベースがラウドに鳴る。ボーカルも含めて演奏は粗く、ほとんどスタジオライブ状態。
 
このアルビニ版を聴くことで、逆にオリジナルの持つ甘さや粘っこさも実はとてもCheap Trickっぽいということに気づく。
これはオリジナルと両方揃えてナンボじゃないでしょうかね。
 
これ↓はオリジナル盤。

B00000C28JIn Color
Cheap Trick

by G-Tools