ビートルズ Capitol盤がCDリリース


紙ジャケ掲示板の書き込みによると、ビートルズの米キャピタル盤のCDが11月にリリースされるそう。モノ・ステレオの2in1、24bitリマスタリング、ブックレット付とな。ステレオといってもボーカルと演奏が左右に泣き別れの擬似ステレオだと思いますが。


米キャピタル盤は、1965年のラバー・ソウルまで本家パーロフォン盤とはまったく異なる編集をされており、曲単位でも別テイク・別ミックスが多数存在します。また、解散後も編集盤を数多く発売、これらにも別テイク、別ミックス、初期楽曲のリアルステレオバージョンなどが収録されました。しかし、ビートルズが公式にCD化される際に、全世界での販売をオリジナルである英国盤に統一する決定がなされたため、現在は中古盤(LP)として出回るのみです。個人的には、キャピタルのMEET THE BEATLESと、SECOND ALBUMの擬似ステレオ盤は、オリジナルの1st、2ndよりも思い入れがあったりします。


さて、キャピタルの話となるとよく引き出されるのが、ビーチボーイズブライアン・ウィルソン。彼はラバー・ソウルに触発されて、ペットサウンズというトータルコンセプトアルバムを完成させるわけですが、彼が聴いたラバー・ソウルはさて英盤か米盤か?


ちなみに独自編集されている米盤ラバーソウルは、英盤ラバーソウルの一部楽曲+英盤ヘルプ!のB面がごっちゃまぜという中身。最近のブライアン関係者へのインタビューでは「そんなのどっちでもいいだろ。」みたいな答えだったと思いますが、真実はいかに。