恐るべきデジャブ感のThe Explorers Club
今話題のThe Explorers Clubです。まったく驚異的なフィル・スペクター〜ビーチボーイズの再現度で、聴きながらついニヤニヤしてしまいます。過去にトッド・ラングレンがビートルズオタクぶりを発揮したDeface the Musicというのがありましたが、それに匹敵するか、さらに上回る完成度。
曲の方はモロ「フィル・スペクターの曲をビーチボーイズが歌ってる」風だったり、「Lost My Head 」はいかにもSmileに入っていそうな雰囲気だったり。とにかく、ドラムの奴には「ハル・ブレインかよ!」って突っ込みを入れてやりたい気分。
YouTubeに上がっているライブ映像をみると、小デブメガネのまったくさえないルックスのメンバーが実はリードを歌っていたりするのが面白い。
日本版は紙ジャケ仕様で、萩原健太さんのライナーノーツ入り。ロゴやデザインもさることながら、LPジャケットのすれた感じを再現しているのが、これまたキュート(エルヴィス・コステロのアルバムでもそういうのがあったね)。
というわけで、iTMSよりも日本版CD買ったほうがいいっすよ。
Freedom Wind エクスプローラーズ・クラブ by G-Tools |
問題はファーストアルバムでこれをやっちゃったことだよね。限りなく一発屋になりそうな気がするなあ。