iPodとMP3はポップスを劣化させているのか
[WSJ] iPodとMP3はポップスを劣化させているのか - ITmedia News
この音質と音楽自体のクオリティとの関係というのは、ことあるごとに蒸し返されてきた話でして。
今回声を上げている、音楽を作る側の人の気持ちもまぁ理解できます。自らの芸術をその劣化コピーをもって評価されたらたまらんですね。
しかしながら聴く側の一人としては、iTunes Plusみたいに選択肢を作ってもらって、あとは自分の聴きたい形で聴ければオッケーなわけです。実際ポップスが劣化しているのかどうかなんて、あまり関係ないし。
本題から外れますが、現実的には「作る側と聴く側の間にいる人」こそ、キーマンじゃないですか。この人たち次第でどうにでもできる。
音楽をひたすら消費物として売るのなら、MP3でもなんでも、とにかく消費者に届く方法がベスト。全盛期のモータウンがAMラジオで聴いたときに映えるようなサウンドプロダクションをしていたというのも有名な話で。
一方で、良い音質で聴くことを広めたいのなら、また違った営業努力をしないと。レコード会社が良質のプレーヤーやヘッドフォンを安く販売してもいい。10枚買ったらオマケでくれてもいい。みんな喜ぶでしょ。