思い切った割り切りをするApple

 
昨日、Appleから、小型MacintoshMac mini」とポータブル音楽プレーヤー「iPod shuffle」が発表。
 
スティーブ・ジョブスが返り咲いてからのAppleは、いさぎのよい機能の割り切り方をする会社として生まれ変わり、今回発表された製品もその点ではとてもAppleらしい。
 
Mac miniは、キーボード、マウスまでもオプションとして、CPUその他のスペックもそこそこに抑え、小型化、低価格化。Windows用のキーボード、マウス、ディスプレイがそのまま使えることをアピールしているので、Windowsからの乗換え需要がターゲットか。製品の位置付けとしては、ローエンドのMacというよりも、絶好調のiPodに対する周辺機器と考えてもいいかと。
 
ちなみに、キーボードがオプションというのは、今に始まったことではありませんね。iMac以前のデスクトップMacintoshは、マウスのみ付属、キーボード別売りでした。確か。
 
iPod shuffleは、ガムのパッケージと比較されるほど小型のシリコンオーディオ。これも、大人気のiPodから「大容量」「液晶で曲を選択できる」という2大特徴を削って、小型化、低価格化。単純化された機能を逆手にとって、「シャッフルで聴く、次にかかる曲がわからない新鮮さ」を強く打ち出しています。
 
このあたりの、割り切りから生まれる今までと違った使い方の創造、というのはさすがです。
 

Apple Mac mini (1.25GHz, 40G, 256, Combo, 56k, E) [M9686J/A]

by G-Tools
 
Apple iPod shuffle 512MB M9724J/A

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