Aretha Live at Fillmore West

 
RHINOのサイトをのぞいてたら、こんなのが。
 
ARETHA FRANKLIN
Don't Fight The Feeling: The Complete Aretha Franklin & King Curtis Live At Fillmore West

 

言わずと知れた1971年2月、フィルモア・ウエスト3デイズのコンプリート(!)盤のようです。
4枚組、61曲収録(うち42曲が未発表)という怒涛のボリューム。
アレサもすごいが、前座のキングピンズもサイコー。ビリー・プレストンとメンフィスホーンズも参加。ゲストにレイ・チャールズ
このメンツで悪いわけがない。
 
以下、記憶なので間違いがあるかもしれませんが。
 
当時、アトランティックのジェリー・ウェクスラーは、それまでR&Bのフィールドにとどまっていたアレサの人気を、よりマーケットの大きい白人の方に広めていこうとし、ロックの殿堂であるフィルモアでのライブを企画。すでにアレサのライブのギャラはかなり高額だったそうだが、事前にライブ盤を発売する契約をして出演料を捻出。バックバンドも実力派のキング・カーティス&キングピンズをオファーしたと。
 
そんな事情もあって、Aretha Live At Filmore Westの収録曲には、スティーブン・スティルスのLove The One Youre With、ポール・サイモンのBridge over Troubled Water、ビートルズのEleanor Rigbyなどなど、ロック系オーディエンスを意識した曲が並ぶ。
それらが、みんなアレサ流に消化されているかというと、ちょっと苦しい部分もある感じ。しかし、意気込みは伝わってくる。
 
聴き所はやはり 最終日のSpirit In The Dark で、アレサがさんざん盛り上げた後ゲストのレイ・チャールズが登場、リプライズを歌うところ。
 
トラックリストを見ると、ホントに3日分。
メンフィスホーンズのKnock On Woodで始まり、途中ビリー・プレストンのMy Sweet Loadをはさんで、Signed,Sealed,Deliverdで占める前座の10曲が聴きものかも。
 
以下は既発盤。
 

Aretha Live at Fillmore West
Aretha Franklin

by G-Tools
 
Live at Fillmore West
King Curtis

by G-Tools