昔のなかま

土曜の夜は大学のサークル時代の仲間で久しぶりに集まった。
この仲間で会うのは昨年のゴールデンウィーク以来、約半年ぶり。
昨年2人結婚したので、とうとう既婚者が過半数突破だ。

昔はまさに同じ釜の飯を食っていた仲間だが、10年もたつと、てんでバラバラなことをやっているから面白いもんだ。
学生の時はおとなしいまじめな奴だと思っていた人間がいまやパチプロが本業だったり、逆にこいつは定職にはつけないなという雰囲気をかもし出していた奴が、バリバリ働いていたりする。

一件目の中華料理のあとは、仲間の一人が知っているという居酒屋へ。
駅から数分歩いたところ。はちまきをした兄ちゃんが店先で焼き鳥を焼いている、おしゃれな街のイメージとはかけ離れた焼き鳥屋だ。
カウンターに一人客がいるだけ。店はカウンターが10席ほどとテーブルがいくつか。一番奥のテーブル席に腰掛ける。

「じゃ、とりあえずビールと。つまみはお好みで。」
「あいよ!」と威勢のいい大将(まさに大将って感じの店主だ)。
でてきたのは、おでんがどんぶりに山盛り一杯、モツ煮込みもどんぶりに山盛り一杯、焼き鳥がこれまた皿に山盛り20本くらい。
こりゃあ 食いきれないなあ。
なんて言いながら、ぼちぼちつまむ。

最初の店でだいぶ食べていたこともあって、小一時間でギブアップ。
お愛想を頼みついでに仲間の一人が、「昔〇〇大学の学生だった時によく来てたんすよ〜。」というと、奥で勘定をしていた女性が「〇〇大学ってのが聞こえたからね、一人2000円でイイよ。」
「ありがとうございます!また来ます!」

金の無い学生相手に商売をしているこういう店、まだあるんだな。
なんかとても気分がよい。